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ベイラ (モザンビーク)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ベイラ
2000年のベイラ
2000年のベイラ
ベイラの位置(モザンビーク内)
ベイラ
ベイラ
ベイラの位置(アフリカ内)
ベイラ
ベイラ
座標:南緯19度50分 東経34度51分 / 南緯19.833度 東経34.850度 / -19.833; 34.850
モザンビークの旗 モザンビーク
ソファラ州
建設 1887年
市制 1907年
政府
 • 市長 Albano Carige[1]
面積
 • 合計 633 km2
標高
14 m
人口
(2017年現在)
 • 合計 533,825人
 • 密度 840人/km2
市外局番 +258
気候 Aw

ベイラBeira (ポルトガル語発音: [ˈbejɾɐ]))は、モザンビーク共和国ソファラ州の州都で、モザンビーク海峡に臨むモザンビーク第3の都市である。人口は約62万人(2023年)[2]

歴史

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1905年当時のベイラ

1891年にポルトガルのモザンビーク会社の所在地として建設され、20世紀以降は港として発展した。

1970年代、モザンビークに隣接するローデシアの輸出入の8割は、ベイラに至る鉄道とベイラ港湾に依存していた。このため1975年にモザンビークが独立してローデシアとの国境を閉鎖[3]するとベイラの貨物扱い量は極端に減少した。ベイラの経済は続くモザンビーク内戦の終結、ジンバブエ独立などを経て回復した。

交通

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ベイラはモザンビークの中央に位置し、ジンバブエマラウイザンビア南アフリカ共和国アンゴラへと各国を結ぶ鉄道道路の起点であり、重要な貿易港のベイラ港、ベイラ国際空港も持っており、交通の要衝である。

空港

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ベイラ国際空港

鉄道

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港湾

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道路

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気候

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ベイラの気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温 °C°F 31
(87)
30
(86)
29
(85)
28
(83)
26
(79)
24
(76)
24
(75)
25
(77)
27
(80)
28
(82)
29
(84)
29
(85)
27.5
(81.6)
平均最低気温 °C°F 26
(79)
26
(79)
26
(78)
24
(75)
21
(70)
19
(66)
18
(64)
19
(66)
21
(70)
23
(73)
24
(76)
26
(78)
22.8
(72.8)
降水量 mm (inch) 267
(10.5)
259
(10.2)
264
(10.4)
117
(4.6)
66
(2.6)
41
(1.6)
33
(1.3)
33
(1.3)
30
(1)
33
(1.3)
122
(4.8)
244
(9.6)
1,509
(59.2)
出典:Weatherbase [4]

その他

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ジンバブエのムタレまで石油パイプラインが通じる。自然動物園がある。

著名な出身者

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姉妹都市

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脚注

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  1. ^ Mozambique: Albano Carige Chosen As New Mayor of Beira”. allAfrica.com. March 3, 2021閲覧。
  2. ^ "Beira". Encyclopædia Britannica. Encyclopædia Britannica Inc. 2015. 2015年9月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年10月12日閲覧
  3. ^ アフリカ南部、動乱の兆し モザンビークの戦争状態宣言『朝日新聞』1976年(昭和51年)3月4日朝刊、13版、7面
  4. ^ Weatherbase: Historical Weather for Beira, Mozambique”. Weatherbase (2011年). 2014年5月7日閲覧。 Retrieved on November 24, 2011.
  5. ^ Geminações e Cooperações” (ポルトガル語). シントラ. 2024年2月5日閲覧。

外部リンク

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